奨学生 感想文

外国人奨学生の顔写真

アリアドネ・ジュールダン・ファイオン
ブラジル出身/2024~2025年度奨学生
東京外国語大学 総合国際学研究科 博士前期課程

歌舞伎公演への感想

 国際日本学の学生として、様々な授業で歌舞伎の芸術とその歴史について学ぶことが ありますが、東京の中心部から遠く離れた場所に住んでいるため、これまで歌舞伎の公演を直接観る機会がありませんでした。しかし、今年の 7 月 7 日、貴重な体験となった 歌舞伎鑑賞教室で、日本に住んで 4 年目にして初めて「義経千本桜」を観ることができ ました。 公演が始まる前には歌舞伎に関するガイダンスがあり、歌舞伎の用語や側面について 学ぶことができました。また、俳優の伝統的な話し方を理解するのが難しいため、同時 通訳のイヤホンガイドも提供されました。歌舞伎を観ることで日本の伝統的な知識を得 る貴重な体験となりました。 公演自体も思ったより感動しました。演技のスタイルは他の演劇とは全く異なり、衣装や舞台が見事に計画され、美しい雰囲気が演出されていました。歌舞伎劇団の熟練し た演技や、その背後にある伝統と先祖から受け継がれた努力が明白でした。