髙橋 誠司郎
2022~2024年度奨学生
オックスフォード大学 博士課程 社会科学部
テーマ:「‘あの頃’があったから今の私がある」
高校を卒業する頃には英国東北部北ヨークシャーの寮制学校に住んでいました。
田舎で牧場に囲まれていたこともあり、地域の専門学校に通って馬の世話をしたいと考えていたところ、親からある本をもらいました。
日本語に訳すと、『人生を変える大学』という本です。
それをきっかけに英国の東北部から米国の中西部インディアナ州、大西洋を渡って田舎から田舎へと移住しました。
移住先は学部課程を過ごしたアーラム大学でした。
アーラムは1847年に クエーカーというキリスト教徒の一派によって設立されたリベラル・アーツ・カレッジです。
その環境で悩んだり迷ったりもしながら学ぶ中で、人類学という分野に惹かれ、色々な方から支えていただき、現在の博士論文研究に至ります。
即ち、「‘あの頃’があったから今の私がある」と言えるかと思います。
進学、進路などについて検討されている学生の方にも先ほど紹介した本を勧めております。
お蔭様でオックスフォードでの博士課程もいよいよ三年目に入ります。
これからの展開も愉しみです。