ON2024 プレゼン概要

奨学生の顔写真

松宮 陽輔
2023~2024年度奨学生
オックスフォード大学 博士課程 医学部

“あの事”があったから今の私がある

私の“あの事”の出来事は2004年、高校卒業後のギャップイヤー中。

半年間日本でバイトをして稼いだ貯金で、同じ年齢のイギリス人の男女12人とスタッフ2人と一緒に3ヶ月アフリカへの旅。タンザニア北部のMarangu地方(キリマンジャロ山の麓)の小学校で1ヶ月以上ボランティア活動(建物の修復工事)。既に大学医学部入学が決定していたので、現地の病院も見学。

その後モザンビーク、南アフリカ、 ボツワナ、ザンビア、エスワティニに旅行。

エスワティニ(元スワジーランド)で高熱、頭痛、震えと汗の症状が発生。マラリア予防の薬を飲んでいて、近くの街病院での検査ではマラリア陰性。大学病院に転院された時には意識不明。専門医に症状からマラリアとの診断。入院と治療で2日後には回復。入院中、マラリアの再検査が陽性。

他にもアフリカで命拾い:
エスワティニで山火事に巻き込まれた。
ボツワナで野生のカバに襲われた。
モザンビークで銃を向けられた。
ザンビアでバンジージャンプしたあと、その年、紐の調整を間違って、数人亡くなっていたことが判明。

この事があったおかげで気がついた事:

医療の限界(検査)と医者の経験と勘の重要さ。
医学に対しての熱心。
研究、教育、公衆衛生への興味(修士論文はマラリアのワクチンの将来性に関して。2009年の海外研修はタンザニアでマラリアの研究。)
命の大切さ。
アフリカへの憧れ。2009年にキリマンジャロを登山。2011年にウガンダへボランティア活動。

いまだに発展途上国への医療、研究、教育、公衆衛生や慈善活動への興味。