2021年5月 外国人奨学生エッセイ 依然として今年度も奨学生の皆さんが一堂に会する機会が得られない状況が続いております。こうした状況下でも、昨年度に続き、今年度も奨学生の皆さんから提出頂いたエッセイを紹介いたします。 グェン イニィさん 麗澤大学 国際学部国際学科/ベトナム出身 タイトル:「日本とフエの雨の日」 日本で生活するのは今年で5年目になります。日本へ来たばかりのとき、なんで6月上旬から7月中旬にかけての雨の時期は「梅雨」なのかと驚きました。そうか、この時期は熟した梅の季節で雨も降るから「梅雨」という呼び方になるのかと、非常に面白いと思いました。 全文をみる(PDF) 崔 恩瑛(チェ ウンヨン)さん 上智大学 文学部文学研究科新聞学専攻 修士課程/韓国出身 タイトル:「繋がり」 去年の9月、日本での生活が10年になりました。10年前に留学を決めるときには日本生活がこんなに長くなるとは思いませんでした。今は、日本の生活に慣れてしまい、韓国には「行く」、日本には「戻る」と言うほどです。日本に来て驚いたのは、数えきれないですが、最もおどろいたのは2つあります。 全文をみる(PDF) 楊 夢(ヨウ ユメ)さん 日本女子大学 家政学研究科児童学専攻 修士課程/中国出身 タイトル:「初夏とオリンピック」 梅雨に入った。連日、小雨が続いて、空はずっと暗くて曇っていた。こんな日射もなく湿度が高い日々は、洗い物はなかなか干せなく、心も少し憂鬱になっていた。私の実家は中国の北の方ので、晴の日も曇の日もはっきりで、雨も激しいほうが多い。東京に来て、梅雨という曖昧不明な天気を初めて知った 全文をみる(PDF) 李 亦萱(リ イセン)さん 上智大学 文学部新聞学科/中国出身 タイトル:「故郷」 コロナのせいで、もう2年も故郷に帰っていません。今年23歳の自分はまだまだ若いせいでしょうか、故郷への思いはそれほど強くはありませんでした。ただ、去年の夏に祖父が亡くなったということを除けば・・・。 全文をみる(PDF) 柳 東弦(リュウ ドンヒョン)さん 筑波大学 人間総合科学研究科体育学専攻 博士課程/韓国出身 タイトル:「研究について」 日韓剣道史を研究している私は、必要な史資料を収集・検討するために、先週5月18日(火)・21日(金)二日間かけて講道館柔道資料館・図書館に現地調査を行った。日韓剣道史の研究をしているのに、なぜ講道館柔道資料館・図書館に行ったのかというと、日本植民地下朝鮮で剣道を普及した人物は日本で留学し、剣道のみならず柔道も普及した記録があったため、両方確認する必要があったからだ。 全文をみる(PDF)